松来未祐さんを襲ったEBウイルス感染症とは?症状や治療法は?

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2015年10月27日に、38歳の若さで人気声優・松来未祐さんが永眠されました。

松来未祐さんを襲った病は、「CAEBV(慢性活動性EBウイルス感染症)」というあまり聞き慣れない病名です。

『世界仰天ニュース』では、「世界が知らない恐ろしい病スペシャル」と題し、松来未祐さんがかかった慢性活動性EBウイルス感染症と闘病生活について取り上げられました。

多くの人が知らないと見られる希少な病、慢性活動性EBウイルス感染症とはどのような病気なのでしょうか?

声優・松来未祐さんとは?

みゆみゆやまつらいさんの愛称で知られた松来未祐さんは、高校を卒業後慶應義塾大学に進学し、勉学の傍ら養成所などに通い声優としてデビューします。

以降、様々なアニメなどで声優として活躍していきますが、2015年7月に

「今年に入って熱が下がらず、病院で検査を繰り返していたのですが、急性の肺炎で検査を重ねたところで、少しでも早く治療に取り組まないといけない病気であることが分かりました」

と活動休止を発表、本格的な療養生活に入りましたが、治療の甲斐もむなしく2015年10月に帰らぬ人となりました。

その後、所属事務所から

  • 松来未祐さんの病名は慢性活動性EBウイルス感染症という非常に希少な病気であったこと
  • 最終的な死因は悪性リンパ腫であったこと

が発表されています。

松来未祐さんを襲ったCAEBV(慢性活動性EBウイルス感染症)とは?

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この「慢性活動性EBウイルス感染症」は、あまり聞き慣れない病名ですが、実は大人になるまでに誰もが一度は感染すると言われているぐらい身近な病気なのです。

EBウイルスは、ヘルペスウイルスの一種で、ウイルス発見者であるエプスタインとバーの頭文字をとってEBウイルスと呼ばれています。

感染経路は、感染者の咳を吸い込んだり、キスをするなど主に唾液を通して人から人へと感染します。(そのためEBウイルス感染症は「キス病」と呼ばれることもあります。)

EBウイルスは、世界の全人口のうち95%以上が感染しているといわれ、日本でも1~2歳でおよそ50%、3歳までに70~90%が感染するといわれるほど、多くの人がかかるウイルスです。

家族で回し食べをしたり、スキンシップでキスをしたりなど、日々の何気ない行動で感染するので、予防することが非常に難しい病気とも言えます。

 

EBウイルス感染症の症状とは?治療法は?

EBウイルス感染症は、感染しても目立った症状が現れないことも多く、症状が出たとしても軽い風邪のような症状で済みます。

しかし、思春期などの若い時にEBウイルスに初感染した場合、35~50%の確率で「伝染性単核球症」という病気を引き起こし、以下のような症状が現れることがあります

  • 疲労感
  • 38度以上の発熱が1週間程度続く
  • 喉の痛み(膿がたまっている)
  • 首などのリンパ節の腫れ
  • 肝機能障害
  • 扁桃炎
  • 発疹が出現する

松来未祐さんの場合も、最初は夜中に39℃の熱が出るなどの体調不良を訴え、次に首のリンパ節が腫れ疲労感を訴えました。

いくつもの病院にて検査を受け、がん検診なども受診しましたが、結果EBウイルス感染症の診断が遅れることになりました。

このようにEBウイルス感染症は、発症が非常に希な病気で、かつ専門の医師でも見分けが非常に難しい病気であるため、松来未祐さんのご両親はEBウイルス感染症の周知と難病指定を訴えています。

EBウイルスに一度感染すると、体内に潜伏し続け、生涯に渡って共存していきます。

慢性活動性EBウイルス感染症の治療薬はなく、高熱や炎症などを抑えるための対症療法を行いながら、自然に治まるのを待つしかありません。

まとめ

今回、初めて慢性活動性EBウイルス感染症という病気を知りましたが、どんな人にも起こりうる病気だと知ってとても恐ろしくなりました。

松来未祐さんのご両親が勇気を持って番組に取り上げてもらったことも、今後多くの人が慢性活動性EBウイルス感染症について知る良い機会になったことと思います。

他人事だとは思わず、このような病気もあるのだということをしっかりと勉強していきたいと思いました!

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[ 松来未祐さんを襲ったEBウイルス感染症とは?症状や治療法は? ]生活情報2017/05/09 17:16