夏野菜として知られるオクラ、最近では1年を通してスーパーで手に入るようになり、お手軽な値段で買えるけれど、鮮やかな緑は料理にも彩りを与えてくれるので重宝する野菜の一つだと思います。
独特のネバネバもあって、子どもたちも大好きな野菜なので、我が家では夏の食欲が落ちる時期に納豆やめかぶなどと合わせて「ネバネバ丼」などにして、よく食べています。
さて、このオクラですが離乳食として赤ちゃんはいつから大丈夫なのでしょうか?
また気になるアレルギーや、種も食べて良いのかなど素朴な疑問も調べてみました!
赤ちゃんの離乳食におくらはいつから大丈夫?
離乳食初期 (生後5~6ヶ月) |
離乳食中期 (生後7~8ヶ月) |
離乳食後期 (生後9~11ヶ月) |
離乳食完了期 (生後12ヶ月~1歳半頃) |
× | ◯ | ◯ | ◯ |
おくらは、主に植物性たんぱく質と炭水化物からできており、葉酸やビタミンK、食物繊維なども豊富に含んでいる栄養たっぷりな野菜です。
一般的に、ねばねばした食べ物(長芋や納豆、めかぶなど)はスタミナのつく食材として有名で、おくらも例外ではありません。
粘り気の成分は、整腸作用や大腸がん予防の効果があり、緑黄色野菜としてβカロテンやカルシウムなども多く含みますので、子どもから大人まで日々の食卓に取り入れると良い野菜ですね。
赤ちゃんの離乳食としては、離乳食中期の7~8ヶ月頃から食べさせることができますが、おくらは浅く茹でてしまうと固くて食べにくいこともありますので、赤ちゃんや子どもが食べやすいように、柔らかく茹でるようにしましょう。
また、細かく刻めば刻むほど粘り気が出ますので、スープに加えるだけでもとろみがついて離乳食として食べさせやすくなりますよ!
赤ちゃんの離乳食におくら、アレルギーはある?
おくらのアレルギーは、ごくまれに発症するようです。
アレルギーが出やすいとされる、特定原材料等の表示には含まれてはいないようですが、
- オクラ特有の「毛」に触れた場合
- オクラのネバネバ成分である「ムチン」
これらがアレルギー症状を引き起こす可能性があるようです。
オクラの毛は、素手で持った時にもちょっとチクチクして手が痒くなる場合もありますよね。
なので、赤ちゃんの離乳食として食べされる時には、塩もみをしっかりして、表面の毛を落とすようにしてくださいね。
また、おくらのネバネバ成分「ムチン」は、口腔アレルギーを引き起こすことがあり、症状としては
- 食後に口の周りや口の中が赤くなる
- 身体に蕁麻疹が出る
- 鼻水が出る
- 目のかゆみが出る
などのアレルギー反応が出る場合があります。
もし、離乳食でおくらをあげた時に上記のような症状が出た場合には、アレルギーの可能性がありますので、病院にて判断をあおぐなど注意するようにしてくださいね。
赤ちゃんの離乳食におくら、種はどうする?種はいつから大丈夫?
赤ちゃんにおくらは離乳食中期の7~8ヶ月頃から食べさせても良い食材ですが、種は硬くて消化に悪いので取り除くようにしましょう。
大人でも、おくらの種はちょっとエグミがあったりして、食べにくいこともありますよね。
下ごしらえとしては、おくらを縦半分に切ると種を取り除きやすくなります。
また、「種はいつから大丈夫なのか?いつまで種を取り除くか」という点に関しては明確に「~ヶ月から大丈夫」ということは言えません。
というのも、上記したようにおくらの種は硬くて消化に悪いので、月齢が低いうちは取り除いた方が良いのですが、一概にいつから食べても大丈夫だと言えないのは、赤ちゃんの消化機能については個人差があるからです。(おくらの種に限らず、赤ちゃんの離乳食に関しては個人差が大きいということは大前提ではあると思いますが。)
目安としては、だいたい1歳半頃になると消化吸収機能もしっかりとついてきますので、離乳食が完了する1歳半頃からおくらの種も食べられるかと思います!
まとめ
我が家の長男も次男も、おくらは大好きな野菜で食卓に出すとよく食べてくれます。
離乳食を卒業したあとからは、種も普通に食べられたので、茹でてかつおぶしをパラパラと散らしただけのものでも、よくつまんで食べてくれますよ。
おくらは栄養もありますし、独特の粘り気はとろみを付けて食べさせる離乳食にも重宝しますので、アレルギーなどに気をつけながらぜひ離乳食の食材に加えてみてくださいね!