ラタトゥイユやキッシュなど、フランス料理やイタリア料理のイメージが強いズッキーニ。
見た目もきゅうりに似ているため、きゅうりの仲間だと思われがちですが、実はかぼちゃの仲間で、主に加熱して食べられます。
そんなズッキーニですが、赤ちゃんの離乳食にはいつから大丈夫なのでしょうか?また、離乳食としては向いているのか、アレルギーはあるのかなど、調べてみました!
赤ちゃんの離乳食にズッキーニはいつから大丈夫?
離乳食初期 (生後5~6ヶ月) |
離乳食中期 (生後7~8ヶ月) |
離乳食後期 (生後9~11ヶ月) |
離乳食完了期 (生後12ヶ月~1歳半頃) |
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赤ちゃんの離乳食にズッキーニは、生後7~8ヶ月頃の離乳食中期ぐらいから食べさせることができます。
煮込み料理のラタトゥイユにも使われるように、ズッキーニは煮るとくたくたに柔らかくなりますし、また油との相性も良いので、調理法によっては比較的食べやすい食材だと思います。
一応、ズッキーニ自体は生でも食べることができるようですが、アクが強い野菜ですので、赤ちゃんの離乳食の場合には加熱調理するのが良さそうです。
カリウムやβカロテン、ビタミンCなどを多く含む野菜で、旬は主に夏です。
離乳食にズッキーニ、アレルギーはある?
ズッキーニ自体は、アレルギーが出やすい食材などの品目には加わってはいませんが、ズッキーニによるアレルギー症状を引き起こすことはたまにあるようです。
初めてズッキーニを離乳食として食べさせる場合には、最初は少量ずつ様子を見ながらにして、もしアレルギー症状が出てもすぐに診察を受けられるようなるべく平日の昼間にされてくださいね。
ズッキーニによるアレルギー症状は、口の周りが赤くなったり、からだにじんましんなどが出る場合があります。
ちなみに、ズッキーニはウリ科の野菜なので、同じウリ科の
- かぼちゃ
- スイカ
- メロン
- きゅうり
などの食材でアレルギー症状が出る赤ちゃんの場合は、ズッキーニにも注意が必要です。
また非常にまれな例ですが、アレルギー以外にもズッキーニにはククルビタシンという苦味成分による食中毒の可能性があります。
微量ならば全く問題ないそうですが、まれにククルビタシンの含有量が多いズッキーニがあるため、味見をしてみて苦味が強かったり、おかしいなと思ったズッキーニは避けるようにしてくださいね。
離乳食にズッキーニ、冷凍保存できる?調理法はどうする?
離乳食づくりをする際に、食材を冷凍保存できたらとっても便利ですよね!
ズッキーニは、茹でて火を通しておけば冷凍保存することが可能です。
茹でたあとに月齢に合わせた大きさにカットして、製氷皿などに小分けにしておくか、チャック付きポリ袋などに入れておきます。(冷凍保存したものは2週間ほどで使い切るようにしてくださいね。)
あとは、離乳食をつくる際に凍ったまま煮込んだり、炒めたりすればOKです!
また、ズッキーニの皮は結構固めですので、離乳食に使う時には、ピーラーなどで皮をむいてから調理してください。
皮をむいた後は、水にひたしてアク抜きをすると赤ちゃんも食べやすくなりますよ。
ズッキーニを離乳食に使う場合の調理法としては、
- 茹でる
- 煮込む
- 炒める
- 電子レンジで加熱する
などがおすすめです!
まとめ
ズッキーニは、以前はあまり日本では馴染みのない野菜でしたが、最近ではスーパーなどの小売店でもよく見かけるようになりました。
きゅうりに似た面白い見た目ですが、果肉もしっかりとしていて、煮込んだり焼いたりすると美味しくなるので、調理に慣れればわりと重宝するお野菜だと思います。
我が家の子どもたちもズッキーニはよく食べてくれるので、キッシュにするとトマトなんかと一緒に野菜をたっぷりと食べてくれますよ。
アレルギーなどの心配がないようでしたら、ぜひズッキーニを離乳食の食材に加えてみてくださいね!