マンホールカードというものをご存知でしょうか?
その名の通り、マンホールの蓋の写真が描かれているだけのカードなのですが、これが一部の方の間で話題となり、現在ではオークションなどで取引されるほどになっています。
ただマンホールの写真が載っているだけのカードなのに…どんな魅力があるのか?
マンホールカードの入手方法、配布場所一覧、またレアなカードや遊び方についてなど調べてみました!
マンホールカードとは?入手方法は?
マンホールカードとは、文字通りマンホールの蓋が描かれたカードのことで、2016年4月に配布が始まりました。
きっかけは、マンホールの製作を依頼された会社が
「こんなにカラフルでデザイン性のあるマンホールの蓋なんだから、カードに印刷して配布してみたらどうですか?」
というひと言だったそうです。
最初は自治体も、「カードねぇ…そんなの貰いに来る人いるのかしら??」と半信半疑状態だったようですが、いざマンホールカードの配布が始まると、口コミで少しずつ広まり、
- 第1弾:2016年4月1日
- 第2弾:2016年8月1日
- 第3弾:2016年12月1日
と、だんだん増え続け、2017年4月3日には第4弾が導入され、151自治体・170種類となるまで配布されるようになりました!
さて、そんなマンホールカードの入手方法はといいますと、配布場所や施設に行くだけで無料でもらうことができます。
注意点としては、以下の通りです。
- 配布は1人1枚
- 事前予約や郵送での取扱は不可
- 在庫が少なくなった場合に「残少」と記載(※増刷の可能性はあり)
ちなみに、日本のマンホールはマンホールカードにも描かれているようなカラフルなものが多いですが、これは海外からするととっても珍しいものだそうですよ。
しかも、カラフルなマンホールの蓋は全て手作業で色付けをしているそうです!
マンホールカードの配布場所一覧
さて、お次にマンホールカードの配布場所についてです。
これは、マンホールカードの種類によって市役所だったり、科学館などの施設だったりと本当にバラバラなので、配布場所について調べてから訪れる必要があります。
以下にマンホールカードの配布場所一覧や、日本全国マンホールカードの分布地図などのリンクを記載しますので、参考になさってくださいね。
マンホールカードのレアカードはどれ?
さて、現在ではオークションなどでも取引されることのあるマンホールカードですが、一体どのマンホールカードがレアなのでしょう?
一般的にプレミア価値の付くものは、入手が難しい・配布数が少ないといった要素が挙げられます。
中でも、2016年2月に横浜で開催された全国自治体の下水道職員が集まる駅伝大会で配られたマンホールカードは、配布数が500枚・一般では入手不可能というものだったため後にかなりの高価格が付いたレアカードとなっています。
後は、広島市のカープ坊やが描かれたマンホールカードや、北九州市のマンホールカードは、貯水池や浄化センターを見学した方という条件が付いているため、これらも入手がやや難しい部類に入るかと思います。
配布リストを見ると、「配布を終了しました」と赤字で記載のあるマンホールカードもありますが、その下に増刷予定と書かれていますので、配布が再開されればまた入手することが可能になります。
なので、イベントのみで配られたものや、施設を見学するなど入手するための条件付きのマンホールカードはレアになりやすいようですね。
マンホールカードの遊び方は?
カードと聞くと、トレーディングカードゲームのようにカード同士の数値を競い合うような遊び方を想像しますが、マンホールカードの遊び方については数値などはないためバトル要素はありません。
マンホールカードの遊び方としては、
- 実際にそのマンホールがある場所を訪れて記念写真を撮る
- 配布場所を巡ってマンホールカードをコレクションする
といった、一見すると地味?(失礼!汗)なようですが、実はマンホールカードについて調べてみると、とっても奥深い遊び方があるのです!
まず、マンホールカードは実際のマンホールの蓋の写真が描かれており、カードに経度・緯度が記載されているので、スマホの地図アプリなどを利用してピンポイントでマンホールの場所まで訪れることができます。
もちろん、スマホなどがない方でも配布場所などで尋ねれば、マンホールの場所を教えていただけるかと思います。
あるマンホールカードのコレクターは、お孫さんと2人で配布場所を巡りながらマンホールカードを収集されているそうですが、世代を超えて遊べることや、配布場所の見知らぬ土地を知るきっかけになったりと、マンホールカードのおかげでお孫さんとの絆が深まったそうです。
このような遊び方も、マンホールカードならではですね!
また、マンホールカードを提示することで、施設の入館料や飲食店などでお得な割引サービスを受けることができるため、「マンホールカードがあるから入ろうと思う」きっかけにもなるようで、配布場所付近での地域活性化にも繋がっているようです。
マンホールカードを入手するために配布場所を訪れることが、新しい旅のカタチになりそうですね!
まとめ
マンホールカードの他にも、ダムカードや港カード、灯台カード、発電所カード、さらにはこどもきっぷ(駅でこどものみがもらえる正規ではないこども専用のきっぷ)などなど、これらはまとめてインフラカードと呼ばれ、実際にその施設に訪れることで入手できるカードです。
カード自体は、原価も低コストで作成することができるでしょうし、品切れになっても増産することが容易いですので、各自治体などもカードを配布することのメリットを感じてきていると思います。
マンホールカードや、他のカードを通じて、日本のインフラ整備に少しでも興味を持てたら、知識や会話も広がるきっかけになりそうですね!